塩原福渡温泉の丸屋旅館は、 「じゃらんネット」「楽天トラベル」ともに予約できなくなりました。
塩原温泉旅館組合のサイトの宿一覧から消失しました。
宿のHPは、サブページは存在していますが、トップページが表示されなくなりました。残念ながら閉館したようです。
丸屋は大町佳月のお気に入りの宿でした。また、与謝野晶子夫妻と堀口大学の一行も泊まっています。
「春泥集(以下卅五首塩原に遊びて)」(与謝野晶子 明治44年)から、以下に丸屋旅館を取り上げます。
<春泥集13句目>
「十丈の杉の木立のなかにある枕流閣の夜の水おと」
晶子短歌全集(昭和四年発行)(以下二十首塩原に遊びて)では、頭の表現が異なります。
「おくやまの杉の木立のなかにある枕流閣の夜の水おと」
<枕流閣で聞こえる「夜の水おと」とは何でしょう?>
雨の音か?
天狗岩を見に行った時に雨は止んでいます。鉄幹の句によれば、夜遅くには月が出ています。
滝の音か?
枕流閣近辺には、ここまで聞こえてくる滝は近くにはありません。
杉の大木から落ちる水の音か?
日中は雨が降ったとはいえ、激しい雨ではなかったので、いくら大木でも、
水おとが聞こえるまでに水は貯えてはいなかったのでは。
箒川の川音か?
枕流閣の前を流れる箒川は、雨で水量が多かったと思います。
消去法で、雨で増水していた箒川の水おとと、推定します。
<枕流閣とは何でしょう?>
福渡の「枕流閣 丸屋」です。現在は丸屋旅館ですが、当時は「枕流閣
丸屋」と呼ばれていました。
枕流閣で夜の水おとを聞いているので、お泊まりは福渡の丸屋旅館でしたか。
お隣の「万翠館 満寿屋」に泊まって箒川の水おとを聞いていたら、「万翠館の夜の水おと」と表現したはずです。
下図は、当時の広告です。
昔の「塩原案内全」の写真を見ると、丸屋と隣りの満寿屋は、今よりもっと箒川の近くに立地していました。
大木も写っています。
古町に移転した満寿屋で確認したら、2回目の塩原訪問では福渡にあった満寿屋に泊まっていますが、
お泊まりは1回しか確認できていないとのことです。
明治44年発行の「旅館要録」(発行東京人事興信所)によれば、
「塩原福渡戸温泉 枕流閣 丸屋」は「開業承応年間」と記載されています。
(註:1652年-1655年 第4代将軍徳川家綱の世)
和泉屋開業1536年より新しく、明賀屋開業1674年より古いです。
文化11(1814)年には、5軒の旅館(那須屋、塩の湯屋、和泉屋、丸屋、升屋)がパンフレットを作り、
江戸に旅館の宣伝をしています。
枕流閣のご主人に、与謝野晶子がここの宿を詠っていますが、泊まられたのですかとお尋ねしたところ、
福渡の大火ですべて燃えてしまい記録が残っていないとのこと。
うちのことを詠んでいますねと驚かれていました。
館主さん、元塩原町文化財審議委員で、塩原温泉郷土史研究会の会員さん。
根掘り葉掘りの質問に造作なくお答えが返ってきて、博学で驚きます。
法師温泉など与謝野晶子が訪れた宿には、当時の写真など記録が残されて展示されていますが
枕流閣丸屋さんは福渡の大火で、資料も記録も失い残念です。
晶子書簡等によると、慶応に入学した(明治43年9月)堀口大学さんと新詩社十余人とともに、
与謝野晶子夫妻は、明治43年11月5日〜6日、福渡「枕流閣丸屋」に1泊しました。
与謝野夫妻は1泊で帰りましたが、新詩社同人等は2泊しました。
(参考)
戊辰戦争でことごとく焼き払われた塩原ですが、妙雲寺は焼かずに解体したと聞くところ。
実は、幕府軍「凌霜隊」が泊まった宿が福渡の和泉屋と丸屋で、
泉屋旅館と丸屋旅館は、焼かずに組み立てられるよう、解体したとのことです。
(町めぐりツアーで故杉山氏からお聞きしました。)
<枕流閣で聞こえる「夜の水おと」とは何でしょう?>(補足)
「晶子鑑賞」(平野萬里 三省堂 昭和24(1948)年7月25日初版発行)を見ていたら、
決定打がありました。
枕流閣は、枕には心地よい音が響いてくる宿名が込められていますが、
晶子にとっては、箒川の水おとが、リズム感なく乱調子なので、やかましくて寝られないと!
以下は、晶子の歌と平野萬里の解説です。
「心経を習ひ損ねし箒川夜のかしましき枕上かな」
心経は般若心経で門前の小僧誰も知つてゐる短いお経である。
しかし塩原を流れる箒川の場合はこれを色即是空 空即是色と四書の連続する快い響きの代りに
途方もない乱調子が続いて、やかましくて寝つかれないといふのである。
<散歩中に、大量の蛾に襲われ悲鳴をあげる晶子>
同じく「晶子鑑賞」に掲載されている歌がおもしろいのです。
岩の湯へ入浴するには、枕流閣から少々歩くことになりますね。
その途上で(体温あがった帰りに襲われたかな)蛾に襲われ悲鳴をあげた晶子、笑っちゃいます。
「誓ふべし山の秘密を守るべし蛾よ我が路に寄り来る勿れ」
若葉の頃塩原での歌。散歩の途上であらう余程多くの山の蛾に襲はれたらしく
悲鳴をあげた形である。悲鳴のあげ方が人間扱ひで面白い。
この様に何もかも人間扱ひにする。
それを晶子さんの常套手段だとするのは当つて居ない。
さうではなく晶子さんの神経には万有が直ちに人間として感ぜられるのである。
<丸屋旅館の閉館>
丸屋旅館ですが、とても残念ですが、2025年に閉館となったようです。
これまで博学な知識で塩原の歴史についてご教示いただき感謝申し上げます。
丸屋旅館のかけ流しのひのき風呂
「休暇村那須」は、2025年7月1日から2027年8月まで、建て替えのため休館となります。
以下は解体前の記録です。
2006年3月27日にリニューアルオープンし、新たに露天風呂が設置されました。
「休暇村那須」は、標高1,230mに位置します。
フロントに標高を尋ねたら正確にきっぱりと標高を言ってのけ、感心しました。
もう少し上に位置する大丸温泉旅館が1,300m、日光湯元がいろは坂ぐんぐん登って1,480m。
ここはそんなに登ってきた感覚がないので1,230mと聞いてちょっと意外です。
ここは食事の評番が良いので、昼食のためレストランへ。
サイコロステーキ定食を食べました。
ランチ後に入浴です。
清潔感いっぱいの脱衣所です。
源泉名は「那須温泉(相の湯・中の湯混合泉)」
相の湯は大丸温泉旅館で使用している源泉です。
影響を与える事項は「加水、循環、塩素」
内風呂はジャグジー付のほかもうひとつ、計2つ。
両風呂とも手すりがついています。
天気が良ければ景色の眺めがいい風呂です。
洗い場は、区画されています。
露天風呂は、天気が良ければいい眺望だと思います。
太陽はこちらから昇るらしいです。
露天風呂も手すり付です。
オーバーフローもありました。
※2024年に女湯の露天風呂が入れなくなっていたようですが
2025年6月に休業、HPも消失し閉館したようです。
以下は営業していた時の記録です。
日本道路公団の保養所を(有)ゆの香が4,700万円で買い取って、2006年10月4日にゆの森がオープンしていますが
ゆの香は日帰り温泉として、営業しています。
殿方風呂は「よしの湯」、婦人風呂は「ななかまどの湯」です。
小さな湯舟は好きです。
「1、2、3、4、7号、森林管理署混合泉」使用では、鮮度良いです。
こじんまりとした内湯と同じくこじんまりとした露天風呂です。
内湯と露天風呂は底でつながっていて、露天風呂からオーバーフローしています。
※2025年6月HPが消失し、楽天のサイトも予約ができなくなりました(HPはその後再開しました)。
宿のinstagramによると「現在宿泊を停止している為日帰り入浴のみ営業中」とのことです。
源泉名「白龍閣源泉」
浴室への入り口のガラスには白龍の透かし入っています
カランも源泉使用かと思います。
露天は川沿いで景観良し、湯づかい良し。
※2025年6月30日に閉館です。
熱いの苦手でパスしていましたが、有機物61.5mgにそそられて入湯。
やっぱり熱かった。
薪で湧かしている銭湯の煙突って、焼却炉型が多いと感じてるのは必然?偶然?
<源泉名>
源泉名「丸子温泉」川崎第20号
ナトリウム-炭酸水素冷鉱泉(弱アルカリ性 低張性
冷鉱泉)
成分総計2.057g 炭酸水素イオン1341mg 有機物61.5mg
平成27年8月11日(神奈川県温泉地学研究所)
「加水、加温、循環ろ過、塩素」
<温泉浴槽>
2連浴槽で、左が浅く、右が深いです。
両浴槽に自在カラン。
湯温計は46℃を示しています、熱めです。
有機物61.5mgですが、加水が残念。
※2025年5月のゴールデンウィーク後に休業、その後閉館したようです(Googleやじゃらんの口コミによる)。
ホームページは消失しました。塩原温泉旅館組合HPの宿一覧から消えました。
2024年5月2日にリニューアルオープンしたばかりでした。
木材の卸売やペンションの運営を行う「古町林業有限会社」が運営するのが「夢木香」です。
ペンションで立ち寄り入浴を受け付けているのは貴重かも。
露天風呂には蓋がしてあります。
まったくあふれていません。湯につかってもあふれません。
循環にしても、もうちょっと湯がほしい。
内湯はかけ流しのようです。
※組合員の高齢化・組合員不足のため、2025年5月5日から閉鎖となりました。
屋根のかかった共同浴場(根広共有財産)「かま湯」も尻焼温泉川原の湯の川縁にありました。
※レジオネラ属菌検出のための2025年2月9日から臨時休業、2025年3月31日閉館となりました。
タイミング良かったのか、スカスカにすいていました。
帰る頃には、早めに切り上げたスキー客でごったがえしました。
3源泉を使用する贅沢な日帰り温泉施設です。2源泉それぞれのかけ流し浴槽もあります。
<休憩所>
2階に休憩所があります。カラオケもテレビもないので静かです。
<温泉利用状況>
<螢の湯/河鹿の湯> かけ流し
内湯に源泉浴槽が2つ「蛍の湯」と「河鹿の湯」があります。
「蛍の湯」単純泉、「河鹿の湯」カルシウム・ナトリウム硫酸塩塩化物泉と浴槽に掲示があります。
掲示見て、まずは石膏泉の「河鹿の湯」へ。
加温していないので、温めです。
次に、「蛍の湯」。温いというより冷たさを感じるぐらいです。
もう少し源泉の投入量が多いと嬉しいです。
「蛍の湯」は、分析書では「河鹿の湯」を薄くしたような印象ですが、分析書では確認できない微かな硫黄臭がします。
蛍の湯のところにある蛇口だけは、河鹿の湯と違い、若干緑色にさびています。
源泉を洗面器にためて(画像)頭からかぶると硫黄臭につつまれました。
<不動の湯>
「不動の湯」 源泉名「不動の湯2011」 加温、循環ろ過、塩素、かけ流し併用。
<露天風呂>
露天風呂は階段を31段下りたところにあります。寒いので段数数えながら早く着いて!と降りました。
露天風呂の下にはテラスも設けられていて、眺望抜群です。
源泉名「不動の湯及び河鹿の湯の混合」(この源泉混合で分析)
加湯(加温のため)、「不動の湯をメインに、河鹿の湯、蛍の湯、お湯」の混合。循環ろ過なし。
露天風呂は影響を与える事項には塩素消毒は記載されていませんが、
内湯「不動の湯」の塩素消毒済オーバーフロー分をメインに使用しているので、塩素臭がします。
※2025年3月31日で閉館です。
源泉名「ホロンの湯」。
影響を与える事項
「温度均一保持のため循環装置、塩素系薬剤を使用。」
内湯は十和田石使用で青く見えます。
窓側にオーバーフローしていきます。
露天は想定外の2人しか入れない小ぶりの露天風呂。
循環装置はないので、かけ流しです。
<温泉スタンド>(かつて存在)
温泉スタンドは、100円で200リットルも出ます。
※2025年3月にホームページが消失し、楽天など予約サイトから宿泊予約ができなくなりました。
南房総市温泉組合のサイトから消えたので、閉館かと思われます。
部屋数8室の小さな温泉民宿です。目の前は海(千倉川口海岸)です。
入浴料500円とお安い。
源泉名「しあわせ源泉」自家源泉です。ナトリウム-塩化物冷鉱泉。
「加温、循環ろ過、塩素」。オーバーフローなし循環です。
驚いたのは、カランも温泉使用です。うす茶色に色付いています。
終始貸切で、カランからの源泉を頭からかぶって、源泉まみれを堪能しました。
那須塩原市の市有施設の在り方についての見直しに伴い、
健康長寿センター長寿の湯は令和6年度末で那須塩原市の管理運営を終了することとなりました。
民間事業による運営開始は難しいことから「長寿の湯」は4月から休業することとなりました。
月曜定休のため、2025年3月30日をもって休業です。
以下は営業していた時の記録です。
旧西那須野町には、温泉が色々とあります。
乃木温泉 大鷹の湯 千本松温泉 長寿の湯 那須パレスホテル。
「健康長寿センター長寿の湯」は、那須塩原市営の福祉施設の一部の浴場を一般開放しているものです。
65歳以上200円、一般利用500円。バリアフリー仕様。洗面所のレバーなど工夫されています。
外にはごく簡単な掲示のみで、知っている人しか来ないでしょう。
地元高齢者等利用率ほぼ100%。
源泉名「西那須野 長寿の湯」、「加水、加温、循環ろ過、塩素」。
浴室内は採光悪く、かなり暗いです、浴室は暗闇を撮ったかのような画像となりました。
源泉は強褐色でぬるすべ、個性ある源泉です。
※JR湯本駅前再開発により2025年3月31日閉館です。
以下は以前の入湯記録です。
三函にあった「東湯」が2007年10月31日に閉館、駅前に移転とのことで、「みゆきの湯」が2007年11月7日オープンしました。
共同浴場ではなく公衆浴場となっています。
源泉名「湯本温泉源泉」温度調整のため、加水あり。
高温(44度)、常温(41度)の2種の浴槽。
かけ湯はかすかに白濁しており温泉らしさを感じます。
<東湯公衆浴場>(2007年10月31日閉館→更地) いわき市常磐湯本町三函
常磐湯本財産区が所有する公衆浴場が2カ所(東湯、上の湯)ありましたが、
東湯は昭和38(1963)年に建設され、老朽化著しく、敷地が狭いことから改修が検討されていました。
東湯は閉鎖し更地となり、駅前にみゆきの湯が整備されました。
<存在していた時の入湯記>
湯舟につかると熱い、熱い、熱くて動けないです。
だれも水で埋めていないんだなぁ、これが!
しばらくしてご老人方が一気にいなくなり、入浴客は自分含めて2人。
中年のおじさん「老人がいると気つかって水だせないんだよな!」
「みんな出たから後は好きな温度に水出してしたらいいよ」
うほほぉ、水道の蛇口をひねる自由権を得たのでした。
エメラルドグリーンぽい色をしています。硫黄臭。
老人は加水なし、自分はかけ流しでなくても加水して入りたい。
ライオン湯口。カランの湯口も源泉。カランから出てくる源泉が卵臭でいい感じ。
シャワー、シャンプー、ドライヤーなんにもない。扇風機はあるが冷房はない。70円の掛け流しだもの。
「さはこの湯」のすぐ横にあるのに同じ源泉とはとうてい思えませんでした。
※令和10(2028)年度までに廃止予定です。
以下は以前の入湯記録です。
財産区所有の公衆浴場です。
「東湯」が閉鎖、駅前にみゆきの湯として移転したので、
昔ながらの共同浴場はここだけとなりました。
「上川地区集会所」の看板が2階に出ています。
上の湯は1階、右手が男湯、左手が女湯。
男、女の銭湯チックな照明があります。
上の湯の正面玄関は、集会所らしくいろいろと掲示が出ています。
「上の湯 常磐湯本財産区」暖簾がいい雰囲気。
暖簾をくぐり中へ入ると番台におじさんが座っています。
脱衣所に、鍵付きロッカーと脱衣棚があります。
脱衣所からサッシのドアをあけると内湯。
台形の湯舟で、湯口が上辺で長く、下辺が脱衣所側です。
カランは4つ、カランの湯も源泉です、顔を洗うと硫化水素臭で気持ちいい。
お湯は熱くて、湯舟内確認で倍速で動こうものなら熱い湯が体に突き刺される感じです。
動かず「じー」と湯につかります。慣れたところで低速で動きます。
成長しきれていない白い湯の花が舞っています。
以前の源泉の湯口は茶色の「あひる」、勢いよく激熱の湯が注がれています。
白の「鳩」は、蛇口をひねると水が出ます。(現在は普通の箱形の湯口となりました)
「さはこの湯」と同じ源泉なのかと感じるほどの雲泥の差を感じます。
いわき湯本温泉にあっては、鮮度の良い湯でした。
※2025年2月中旬より設備故障により休業、再開の見込みなく2025年3月7日をもって閉館しました。
<煙突>
マンションに煙突です。
<入口>
鎌倉道に面して八幡湯はあります。
鎌倉道を荏原駅に向かうと、右手に旗岡八幡神社、その先に法蓮寺があります。
1階は下足箱、浴室は半地下で階段を下ります。
階段右手に分析書等が掲示されています。
<分析書>(平成31年3月26日分析)
源泉名「健康ランド八幡温泉」
泉温16.2℃ pH8.5 湧出量150L 成分統計0.649g 腐植質(有機物)10mg未満
炭酸水素イオン395.3mg
知覚的試験 弱黄褐色透明無味無臭
メタけい酸及び重炭酸そうだの項で温泉に適合
<影響を与える項目>
「開店時のみ加水(熱湯)
温度調整のため加温
塩素系薬剤を使用」
分析書パネルの後ろに隠れていて、よく見えません。
<脱衣所>
ここから先は、撮影禁止の掲示があったので、文章のみです。
脱衣所と浴室の仕切りのガラス板6枚に、海の中の光景中、亀に乗った子どもと足のある人魚?が
描かれています。
ドライヤーが1台あり、無料です。
<浴室>
浴室の壁は葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」モザイクタイルです。
ケロリン桶です。
ボディーソープ、シャンプー備え付けです。
<森林浴風呂&黒湯>
温泉はここで使用しています。
源泉蛇口あり。ケロリン桶にすくうと、ケロリンの文字がはっきり見える透明度です。
コロナ対策で、入口扉が外されています。
湯舟は2人用に仕切られていて、2人で満員。空くまで待ちました。
腐植質10mg未満で、加湯ありですが、透明度40〜50cmの黒褐色です。
「御注意下さい 設定温度以下になると、ここから熱めの湯が出ます」
循環ろ過はないようです。
天然温泉スパロイヤル川口は、2025年2月24日に閉館し、
3月下旬に「極楽湯ロイヤル川口」としてオープンします。
以下は以前の入湯記録です。
「やまとの湯KAWAGUCHI BALI SPA」が2014年3月16日に閉店、スパロイヤル川口が2014年12月25日にオープンしました。
旧やまとの湯のグランドオープン前の、プレオープンの時の記録です。
玄関に源泉のオブジェがあります。
灰皿に似てて、たばこの吸い殻が。。。
灰皿かと思いましたがほんのりあたたかく、塩辛いので源泉が流されていました。
源泉名「川口やまと温泉→川口スパロイヤル温泉」ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性等張性温泉)
黒湯です。
掛け流し浴槽「加温循環、塩素」(循環ろ過なし)
露天風呂上下2段の湯船のうち、上段から下段へオーバーフローしていきます。
※数年前から近隣マンション工事の影響で温泉が出なくなり、2025年1月31日に閉店しました。
以下は営業していた時の記録です。
上部に手すりがついている煙突です。
レンガの玄関と、タイルで描かれた屋号「永楽湯」と風情があります。
傘ロッカーが左右手前に有り、下足箱は左右と中央にあります。
傘ロッカーの鍵は、さくら錠。
下足箱の鍵は、富士山が描かれている富士錠です。
<格天井>
左手女湯、右手男湯。自動ドアから入ると、番台。
脱衣所は天井高く、格天井。
天井も床も何度も塗ったであろうニスでテカテカに光っています。
マッサージチェア、ソファ、イスと、座る場所が多く用意されています。
ドライヤーは20円。
庭があり、喫煙スペースとなっているので、外に出られます。
石碑らしきものがり、文字が刻んであるのかどうか、痕跡が見えないのが残念。
浴室方面に向かって、石橋があるのも風情があります。
<源泉名>
源泉名「永楽湯−黒湯」ナトリウム−炭酸水素塩冷鉱泉(アルカリ性
低張性 冷鉱泉)
「加水、加温、循環ろ過、塩素」
平成20年と平成30年の2つの分析書が掲示されていました。
成分総計2.057g(2.010g) 炭酸水素1190mg(1150mg) 有機物 記載なし(145mg)
平成30年2月14日の分析書には有機物の記載がありませんが、
平成20年の分析書と見比べると、150mgちょっとぐらいかと思います。
お湯張りの時に加湯しているのでしょうか、透明度は10cmほどです。
<黒湯浴槽>
黒湯浴槽は、深い湯と浅い湯に分かれており、
手前の小さな浴槽が浅く、奥の大きな浴槽が深くなっています。
大きい浴槽が浅いと思いこみ、こけそうになりました。
奥の浴槽は気泡風呂です。両浴槽は下でつながっています。
両浴槽には源泉の自在蛇口があります。
小さい浴槽の上部排湯口へオーバーフロー。
常連さんも両蛇口を開いて、うめていたので熱くありませんでした。
湯温計は44℃を示していました。
レトロで風情あり、源泉のスペックが素晴らしいのですが、
加水と掃除が不十分なのが残念です。
※2025年1月5日に閉館しました。以下は営業していた時の記録です。
源泉名「長寿の湯」単純温泉
長井川対岸に源泉櫓が立っています。
源泉標識は「長寿の湯」
お堂には、湯前薬師が安置されています。
内湯は総桧風呂で、加温かけ流し。
露天風呂より内湯のほうが良いですね。
露天風呂には人魚が寝ています。ちょいと不細工な人魚と思うけど。
露天風呂は、加温源泉2カ所から投入。
露天風呂は営業せず内湯のみの営業が続いていました。
営業していた時の露天風呂
<源泉櫓と湯前薬師>