【温泉口地区】
〇 柏屋旅館
【山口地区】
〇 四万やまぐち館
【ゆずりは地区】
〇 四万温泉ゆずりは
日帰り入浴不可の宿ですが、かつて、自遊人パスポートで入浴しました。
四万川に面した全6室の小規模な旅館です。
浴室は、全面石造りです。
源泉名「長静館の湯」(「長瀞館」の自家源泉を使用)。
「温度調整のため、加水することがあります。温度調節のため、加温することがあります。
掛け流しと併用として、衛生管理のため、循環ろ過を行っています。」
四万川に面した巨大温泉旅館です。
湯治場のレトロな雰囲気が残っており良いです。
エレベーターの中にイスが置いてあり、細かいところでの心遣いにも感心します。
「6ヶ所から湧出する毎分500Lの源泉を掛け流し」(HPより)とのことで湯量も豊富です。
「温泉案内書に掲載の昔の広告」
四丁目(4階)が帳場(フロント)です。
一丁目(1階)に「薬師の湯」「飲泉所」があります。
二丁目(2階)に「四万川の湯」「お題目大露天風呂」があります。
エレベーターの中に、椅子が置かれています。
<源泉>
源泉名「神告の湯、つばめの湯、第三の湯、かかし橋下の湯、滝の湯、の混合泉」(簡易分析書)
源泉名「菩薩の湯、滝の湯、神告の湯、不老の湯、つばめの湯、かかし橋の湯、の混合泉」(分析書)
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉(中性低張性高温泉)
加温なし・加水なし・循環ろ過なし・塩素なし。
(湯舟の温度が高い場合は加水します)
<薬師の湯>
左手に薬つぼをお持ちの温泉薬師様(薬師浄瑠璃如来)が祀られています。
湯治場の趣だけは残したいとのことで「薬師の湯」が造られています。
湯船は2つ、群馬県の銘石「多胡石」が使われています。
皆さん露天風呂を利用されており、こちらは貸し切り状態でした。
巨大温泉旅館の浴室とは思えない、レトロな雰囲気で良いです。
利用時間は15時〜翌朝10時です。
四万やまぐち館の日帰り入浴は12:00-19:00、利用時間2時なので、
日帰りで早く行くと利用できないので、薬師の湯ねらいで、遅めに行きました。
なお、現在の日帰り入浴は12:00-15:00となり、
日帰りでは15時からの利用となる「薬師の湯」は残念ながら利用できなくなりました。
<お薬師通り飲泉所>
薬師の湯のある階に飲泉所があります。
源泉名「つばめの湯」単独使用です。
<四万川の湯>
障子に床の間の露天風呂です。
総古代檜造り「内湯」、群馬県銘石「多胡石」を敷き詰めた「中の湯」、
群馬県産三波石で造られた「庭園風呂」の3つの浴槽が並びます。
男性利用時間は12:00-19:00
女性利用時間は19:30- 9:00
「中の湯」
「庭園風呂」
<お題目大露天風呂>
女性利用時間は12:00-19:00
男性利用時間は19:30- 9:00
日帰り入浴時間帯は、女性利用時間となります。
※コロナ以降日帰り入浴は休止となっています。
四万たむらは、東京ドーム8個分という10万坪の広大な敷地にあります。
源泉名:滝の湯・竜宮の湯・旭の湯の混合泉/岩根の湯・四季の湯の混合泉
加水の状況:
温泉は化学物質を多く含有しておりますが、時間がたつに従い、温泉成分が化学変化を
起こし変化してしまいます。当館の源泉は、温度が高温でそのままでは入浴できないため、
新鮮な温泉を満喫していただくために、三国山系を源流とする自然水で入浴に適した温度に
加水しております(飲泉所のみ、加水しておりません)
加温の状況:
加温しておりません
循環・ろ過状況:
掛け流しですので、循環ろ過装置は使用しておりません
入浴剤の有無:
入浴剤は投入しておりません
消毒処理の状況:
掛け流しですので通常時は使用しておりません
ただし、浴槽内清掃時に衛生安全確保のため塩素系薬剤を使用しています
(飲泉所のみ、掛け流しですので使用しておりません)
加水ありの、かけ流しですが、掃除の際の塩素でしょうか、内湯のいくつかで塩素臭を感じました。
【岩根の湯(男女内湯)】
与謝野晶子は大正11年と昭和9年の2回、四万温泉「賽陵館田村旅館」に宿泊しました。
岩根の湯に入湯しています。
「月出でぬ川に迎える岩根湯の廊に裸の人あまた立ち」
脱衣所は洗面台1つのみの、こじんまりとしたつくりです。
岩根の湯、打たせ湯、源泉蒸風呂があります。
湯の状態が一番良いです。
画像はリニューアル前で、リニューアル後はウッディなつくりとなっています。
【森のこだま】(男女露天風呂)
四万たむらのご自慢の露天風呂です。人が次々と来ます。
源泉名「滝の湯・竜宮の湯・旭の湯の混合泉」
湯中からも源泉投入で、オーバーフローしっかり。
【甍の湯】(男女大浴室)
2階が女湯、1階が男湯で、男湯は森のこだまへの回廊などからまる見えです。
源泉名「滝の湯・竜宮の湯・旭の湯の混合泉」
アメニティ完備。陽光まばゆいほど明るい浴室です。
【幻の湯 竜宮】(混浴露天風呂)
甍の湯の浴室から竜宮へ出ます。脱衣所からも出られます。
新湯川沿いに湯が舟2つあります。新湯川が増水すると水没します。
周りから丸見えの露天風呂です。
【リバーサイド】
さくらプール、リバーサイドスパ(足湯、ジャグジー、寝湯)、足湯前飲泉所があります。
プールは高温源泉を熱交換した温水を利用しています。
プールに手をつっこんでみると、暖かいです。誰も泳いでいません。泳いだら目立つこと必定です。
足湯は、源泉「滝の湯・竜宮の湯の混合泉」を使用しています。
【御夢想の湯】(男女檜風呂内湯)
浴室棟は、「岩根の湯」「御夢想の湯」「甌穴」で構成されます。
森のこだまや甍の湯とは別源泉「岩根の湯・四季の湯の混合泉」を使用しています。
浴室棟手前に、休憩所「かえでの間」があります。
御夢想の湯は、鄙びた感じが良いです。
【甌穴】(男女庭園露天風呂)
脱衣所から御夢想の湯の外に出ると甌穴です。
奥は深めです。気をつけないと転けます。
手前の岩組湯口から源泉投入、奥からも湯中へ源泉をパイプでも投入しています。
【クリスタル風呂】(貸切予約内湯)
貸切予約内湯があります。
【翠(みどり)の湯】(男女内湯)廃止
花涌館が閉鎖し、翠の湯はなくなりました。
源泉名「滝の湯・竜宮の湯・旭の湯の混合泉」
【かえでの間】
訪問時、広間「かえで」が休憩室として利用されていました。
<若山牧水と田村旅館>
与謝野晶子が大正11年8月と昭和9年9月の2度、田村旅館に泊まっており、若山牧水も大正11年10月に1泊しています。
若山牧水は滞在予定を訊かれ、「一泊」と応えると、古びた棟に通され、他客は「滞在」と聞いて新しい建物へ案内されたのを見て怒ります。
夕食時、岡持ちで料理を持ってきた小僧に代金を請求され懐中を見られたと怒ります。
実はこの土地の風かもしれないと牧水が一瞬理解を示そうとした通りだったのです。
湯治場は長逗留がほとんどで、賄は、宿賄、自賄、伺いとあり、伺いでは食事は仕出し屋が客の注文を取るので料金は小僧に払う必要があったのです。
宿を出る時、草履をはいていても誰一人声をかけてくる者がいないと牧水は最後まで挑戦的な態度をとってくると不愉快となりますが、
犬がじゃれてきて犬は正直だと機嫌が紛れます。湯治宿なので、湯治客に対して過度の干渉はしないからだと思います。
日光湯元の板屋では、宿の対応に牧水の機嫌は大いに直ります。
「浴室の撮影はご遠慮いただいております。
旅行の思い出、SNSへの投稿のための写真はフォトギャラリーにございます写真をご利用ください。」
(参考)フォトギャラリー
過去2回訪問時は、撮影禁止ではなかったので、撮りまくりました。
標柱「群馬県指定重要文化財 積善館本館」
(説明板)
「群馬県指定重要文化財 積善館本館
(指定)平成八年三月二十九日
(所在地)群馬県吾妻郡中之条町大字四万四二三六ー一
この建物は当初、石置の板葺屋根の二階建で、一階を帳場と家庭用、二階を湯治客用としていました。三階は明治に増築したものです。
一階は農家に近い平面で、土間の台所、床上の帳場、座敷、納戸、中の間、式台、下の間、上段の間で構成されていました。式台は公式の出入ロに設ける低い板敷部分を指します。上段の間は床を他の部分より高くし、床の間と平書院を備えています。上段の間へは式台、下の間を通って入りました。式台や上段の間を設けていることは、当家が名主の家柄であったことを示しています。上段の間の除く二階には、六畳の客室(ツボと称した)を表側に六室設けていました。
建造年代は古文書より寛政十二(一八〇〇)以前と考えられています。この建物は比較的改造も少なく、当初の規模や建築様式をよくとどめており、江戸時代の湯小屋建築の遺構として、県内唯一の貴重なものです。
平成九年十二月十二日 群馬県教育委員会 中之条町教育委員会」
<旧街道/休憩所>
積善館南通用門から本館大広間の前を通って、積善やの横に出て、慶雲橋に出る小道が旧街道で、
南門には酒が供えられていました。
現在の「積善や」という昼食処が、以前は休憩所でした。
100円飲み込みのコインロッカーや、ドライヤーがありました。
その後、休憩所は本館2階の大広間が当てられました。
現在は本館1階に休憩スペースが設けられました。
旧街道
以前の休憩所
以前の本館2階休憩大広間
<歴史資料館>
後藤新平の礼状(明治27(1894)年7月)が展示されていたりと、歴史的資料多数です。
<元禄の湯>
「元禄の湯」は国登録有形文化財に指定されており、文化庁のプレートが掲げられています。
源泉名「明治の湯」かけ流し
(熱交換・冷却加水、自然冷却等によりさまして注ぎ込み。元禄の湯は加水せずに冷却)
元禄の湯の窓は開かないと思いこんでいましたが、2度目の訪問時、軽く手を添えると「す〜っ」と開きました。
すると、慶雲橋でたたずむ人々の視線が一斉に突き刺さり、皆さんのカメラがこちらを向いていました。
こちらも驚いたけど、いきなり窓が開いて、人が顔を出したので、橋の上の皆さんも驚いたことでしょう。
元禄の湯の湯船のコックは、ひねっても以前は湯は出なかったのですが源泉が出ました。
次の湯船も、次も、試してみました。
<吉永小百合さんご入浴>
元禄の湯の男湯の小さい4つの浴槽の手前左に、映画で吉永小百合さんがご入浴されています。
映画公開後、たくさんのサユリストがこの風呂を訪れたそうです。
映画『天国の駅』(昭和59年東映)のロケで、積善館を訪れた時の
吉永小百合さんと西田敏行さんの写真が階段に飾ってあります。
<岩風呂(混浴)>(撤去)
「岩風呂」は、2023年2月の本館工事に伴い撤去・閉鎖されました。
以下は存在していた時の記録です。
岩風呂はオーバーフローが湯船の縁から溢れています。
源泉蛇口は析出物でコテコテ。ケロリン桶です。
※「四万ゆずりは荘」は休業していましたが、2025年5月に「四万温泉ゆずりは」として再開しました。
以下は再開前の記録です。
浴室が並んでいる奥に、飲泉所があります。
内湯と露天風呂があります。
源泉名「湯の泉の湯 山鳥の湯 混合泉」
影響を与える事項「循環、塩素」ですが、
オーバーフローあり、塩素臭なく、湯のコンディションは良いです。
内湯は源泉投入ありますが、循環もあり。
露天風呂は石風呂で、源泉は湯中のパイプより投入しています。
内湯
露天風呂