ほっと湯WEB【茨城】
 
 つくば市

  〇 筑波山
  〇 筑波山の源泉
  〇 筑波山温泉 つくば湯
  〇 筑波山ホテル青木屋

 石岡市

  〇 足尾山 別頁
  〇 やさと温泉 ゆりの郷


筑波山 つくば市筑波

 筑波山はつくば市にあり、西側の男体山(標高871m)と東側の女体山(標高877m)の2峰からなる山です。
 筑波山神社の御神体として信仰の対象とされています。
 昔から「西の富士、東の筑波」と称されています。朝夕に山肌の色を変えるところから「紫峰」とも呼ばれています。
 筑波山は江戸城から北東の鬼門にあたり、徳川家康は「鬼門の護り」として筑波山をあがめ、中禅寺を祈願所に定めました。
 なお、廃仏毀釈の中、明治3(1870)年に銅像などが筑波山から現在の護国寺に移設されています(こちらで記載)。

  

「諸国六十八景 常陸筑波山」(二代広重)
  左に男体峰、右に女体峰が描かれています。
  筑波山の南側から描いたと思われます。

  

「日本名勝図会 常陸桜川より筑波山を臨む」(小林清親)
  描かれている筑波山の二峰のうち、左の峰が少し高いので、
  桜川上流、筑波山の北側から描いたと思われます。
  風に吹かれている草木が描かれており、この風が筑波おろしだとすれば、
  桜川下流、筑波山の南側から描いたと思われます。
  さて、どちらでしょうかね。

  

「江戸名所図会 大川橋 吾妻橋とも名つく 隅田川両岸」
 江戸名所図会に大川(隅田川)「大川橋」(吾妻橋)から見た筑波山が描かれています。
 挿絵には「富士はつね まつ紫の 筑波山 大坂淡々」とあります。

  

「名所江戸百景」(広重)
  名所江戸百景にも、遠景として筑波山が多く描かれています。

 飛鳥山北の眺望/王子稲荷の社/日暮里諏訪の台/隅田川水神の森真崎
     

 真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図/墨田河橋場の渡かわら竈/柳しま/両国船中浅草遠景
      

 深川洲崎十万坪/南品川鮫洲海岸/真間の紅葉手古那の社継はし
     

「東都名所図会 隅田川渡しの図(広重)
  隅田川の上流、北方向には「筑波山」が描かれています。

   

「隅田堤遠景之図」(豊国)

 墨田堤の遠景に筑波山が描かれています。

  

「東都三十六景 飛鳥山」(二代広重)

 遠景には筑波山が描かれています。

  

「両国橋渡初寿」(二代広重)
 両国橋の渡り初めが描かれ隅田川上流の吾妻橋の遠景に筑波山が描かれています。
 江戸時代には両国橋の上流には吾妻橋がが架かっていました(蔵前橋、厩橋、駒形橋はまだ存在せず)。

   

「東京五大橋之一両国真景」(小林清親 明治9年)
  両国橋がメインですが、左に富士山、右に筑波山が描かれています。
  厩橋の遠景に大きく筑波山が描かれています。
  明治時代には両国橋の上流には厩橋(明治7(1874)年架橋)が架かっていました(蔵前橋はまだ存在せず)。

   

〇日光連山

「名所江戸百景」(広重)
  日光連山が単独で、あるいは筑波山とともに描かれています。

 千住の大はし/日暮里諏訪の臺/四ツ木通用水引ふね/
    

 にい宿の渡し/井の頭の池弁天の社/真間の紅葉手古那の社継はし
    

「絵本江戸土産 日暮里諏訪の臺」(広重)
  左に「日光」、右に「ツクバ」と記されています。
  日暮里諏訪台は、江戸時代には、日光連山と筑波山を一望できる景勝の地として知られていたようです。

  

「江戸名所図会 日暮里惣図」
  左に「日光山」右に「筑波根」と記されています。

  


筑波山の源泉

 筑波山中腹に、「筑波温泉」「筑波山温泉」のふたつの源泉があります。

 筑波温泉は「筑波温泉ホテル」で使用。

 筑波山温泉(双神の湯)は、筑波山ホテル青木屋、筑波山江戸屋、つくばグランドホテル、ホテル一望が出資して、
 筑波山温泉供給(株)を設立して平成12年12月、地下1700mまで掘削して掘り当てたもの。
 筑波山京成ホテルでも使用しています。

 各旅館、日帰り温泉施設へ、筑波山神社近くからローリー運搬しています。


○筑波山温泉 つくば湯 つくば市筑波64-9 029-866-2983

 「つくば湯」は、「彩香の宿 一望」が運営する日帰り施設です。ホテル一望の前にあります。
 入浴料平日1100円、土日祝1300円。
 平日に100円引の割引券使用しましたが、それでも高いですね。

 源泉名「筑波山温泉」
 影響を与える事項の掲示はありませんでしたが
 オーバーフローなしの完全循環濾過です。加温もあり。加水もありかな。
 塩素臭がしないのですが、どうしたことか。

 眺望は、さほどではありませんです。

     

     

     

     

   


筑波山ホテル青木屋 つくば市筑波753-1 029-866-0311

 日帰り入浴は12:00-15:00の3時間、入浴料1100円。

 源泉名「筑波山温泉」アルカリ性単純温泉
 影響を与える事項「加水、加温、循環ろ過、塩素」
 成分総計0.126g/kgの湧出量が28L/分の単純温泉を共同で利用していることに加えて、
 加水ありで、浴感は、温泉らしくはありません。

 運び湯で、外に温泉の運搬車両と、味のあるタンクがあります。

 最上階の7階に、m展望大浴場「銀河の湯」と、展望露天風呂「雲上の湯」があります。

 露天風呂は、露天なのに、近づくと塩素臭がします。

 筑波山ホテル青木屋は、お湯は期待しないで、関東平野一望の景観が良いです。
 内湯からも露天風呂からも、スカイツリー、新宿高層ビル群、富士山が見えます。
 日帰り入浴時間帯は逆光になるので、画像では富士山以外は識別できませんが、肉眼ではしっかり見えました。

 景観はすばらしい!
 
     

     

     

     

   

     

     

     

    

 パンフレットより
   


〇やさと温泉 ゆりの郷 石岡市小幡1416 0299-42-4126

   


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