〇 空吹き/殺生沢/湯畑
〇 万座温泉 日進舘
〇 万座プリンスホテル
〇 豊国館
〇 万座ホテル聚楽
〇 湯の花旅館
〇 松屋ホテル(閉館)
万座温泉の源泉は、姥湯(湯畑)、大苦湯、錫湯、鉄湯、苦湯、ラジウム北光泉、法性の湯など27本あります。
そのうち10本ほどは使用されていません。
蒸気が温泉とともに吹き上がる「空吹き」を見ることができます。
(説明板)
「万座温泉 -MANZA SPA-
万座温泉は、標高1,800mという日本有数の高標高地に湧出する温泉です。
1日に約540万Lの温泉が湧き、酸性硫黄泉約80℃の高温という豊富な湯量と泉質に恵まれ、胃痛、神経痛、リウマチなど多くの効能をもつ温泉です。
源泉は湯畑をはじめ、姨湯、大苦場など約18ヶ所あります。また、「空吹き」のように蒸気が温泉と共に吹き出す火山特有の現象を身近にみることができます。
万座温泉が、いつ誰によって発見されたのかについては諸説ありますが、古文書等に残る文献記述や熊四郎洞窟からの出土品などによって、すでに古代人が温泉を利用していたとされ、神秘とロマンをもかんじることができる温泉地です。 環境省」
<空吹き>
昔の噴火口跡から、地面にしみ込んだ雨水や地下水が白い水蒸気となって硫化水素ガスとともに噴き出しています。
環境省が整備した「万座しぜん情報館」の奥にあります。
県道466号から万座ゲートを下りていくと「万座ホテル聚楽」はあります。
宿は空吹の北側に位置しており、空吹展望台や露天風呂から面前に空吹を見ることができます。
<殺生沢>
「万座しぜん情報館」の裏手に「空吹展望台」への木造階段があります。
横に「殺生沢」が流れています。
国土地理院地図で確認すると「殺生沢」は、下流で「奥万座川」となり、
上流に「万座ホテル聚楽」の自家源泉「法性の湯」源泉地があります。
「殺生沢」は火山性ガス(硫化水素)が噴出している地域にあるため、立ち入りが制限されているエリアです。
その名前は、迷い込んだ動物が死亡することがあったため、警戒と畏敬の念を込めて名付けられています。
その殺生沢をガスマスクとガス測定器持参で探訪した記録があります(こちら)。マニアック過ぎて驚きますが参考になりました。
<大苦湯上下>
県道466号の万座ゲート付近の「駐・停車厳禁・歩行者立ち止まり厳禁」区間です。
道路の上下に硫化水素ガスが自噴しています。
<万座地熱>
谷底と斜面に多数の噴気口をともなう泉源があります。
画像に写っている万座高原ホテルと豊国館の近くです。
<湯畑>
万座川沿いに「湯畑」があります。
<休憩舎>
湯畑から熊四郎歩道の長い急な階段をのぼると、休憩舎のある見晴台に出ます。
日進館の全景が見えます。
(参考)硫化水素ガス自噴危険箇所(こちら)(画像は現地掲示から抜粋)
万座湯畑(極めて危険) 大苦湯上下(極めて危険) 地熱(危険) 空吹(極めて危険) 立花沢(危険)
宝生の滝下(要注意) 奥万座(極めて危険)
明治6(1873)年創業の老舗で、黒岩家本家の本流の宿が日進舘です。
逢古の水という湧水の水飲み場があります。
日帰りで利用できるのは「長寿の湯」です。
源泉名「苦湯、姥湯の混合泉」
湯舟が5つ。
「苦湯」「姥苦湯」「ささ湯」「滝湯」は加水あり、「姥湯」は加水なし。
源泉名「姥湯」はプリンスホテル&万座高原ホテルの所有(以前は日進舘の所有だったらしいです)です。
※2023年3月16日に「長寿の湯」内の屋根付き露天風呂「ささ湯」「姥苦湯」は利用を停止しました。
万座プリンスホテル&万座高原ホテルでは、7源泉を所有・使用しています。
「姥湯」「大苦湯1号」「大苦湯2号」「大苦湯3号」「竜泉の湯」「錫湯」「嬬取の湯」。
主に引湯しているのは姥湯源泉です。
<ななかまどの湯>(本館)
本館内湯のななかまどの湯。混んでいたので画像は湯口とオーバーフロー部だけです。
<こまくさの湯>
混浴露天風呂と男性露天風呂が2つあります。
景色が良いので、周りからも良く見え、常に入浴客の姿が見え、人気あり人多いです。
<ななかまどの湯>(南館)
本館の風呂は内湯も露天も混んでいたので、斜行エレベーターに乗って、南館の内風呂へ。
エレベータの行き先の矢印が斜めになっています。
源泉名「姥湯源泉」加水あり。
洗い場の床が乾いていたので一番風呂でした。
豊国館は、昭和2(1927)年に当時日本弁護士会会長であった水野豊氏(俳人でもあり、俳号は六山人)が開業しました。
「時鳥 鳴くよ招くよ 湯の万座 六山人」
ザ・湯治宿の雰囲気が強く漂います。
宿泊方法は「まかない式」「自炊式」「半自炊式」となっています。
自炊室には、使い込まれた調理用品が並んでいます。
源泉名「豊国館苦湯」
近くの「万座地熱」から湧出している源泉を使用しています。
「お湯の張り替え時のみ加水しています。
湯加減により、熱い時は水を入れても構いませんが入れたままにしないように、お願いします。」
苦湯1号、苦湯2号は日進館で使用。
大苦湯1号、大苦湯2号、大苦湯3号は万座高原ホテルで使用。
<露天風呂>(混浴)
女性用の露天風呂もありますが、混浴露天風呂です。広いです、深いです。
空吹きが見えます。
県道466号の万座ゲートからの1本道を下りていくと「万座ホテル聚楽」はあります。
宿は空吹の北側に位置しており、露天風呂からは空吹がよく見える絶景ロケーションです。
自家源泉「法性の湯」を浴室の近くで湯小屋にためている場所があります。
無色透明な源泉がドバドバ投入されており、硫化水素をとばしているのかと思います。
「法性の湯」は、硫黄含有量がトップクラスの源泉で、ホテルから800m先の奥万座にあり、
硫化水素ガスの濃度を下げるため空気にさらして、ばっ気しています。
引湯による湯温低下はパイプに70℃のお湯を通し熱交換方式によって加温しています。
奥万座の源泉地方向へ「奥万座の小径」が整備されています。
ロビーからは万座温泉ホテルの露天風呂が見えます、入浴している姿まで見えます。
景色の良いところは、周りからもよく見えます。
<空吹展望台>
浴室の入り口の脇に展望所があって、無料の双眼鏡と、なぜか扇子が置いてあります。
双眼鏡を両手でもったら、扇子は使えないんですけれどもね。
空吹き(からぶき)と殺生沢の硫黄の黄白い流れを見学できます。
<雲海の湯/脱衣所>
貴重品ロッカーがあり、日帰り入浴にも積極的な印象を受けます。
換気扇が扇風機です、それも3つもあります。硫化水素ガスへの対応でしょうが、なんかすごいね。
<雲海の湯/内湯>
露天風呂からではなくても、ここからも目前に「空吹(からぶき)」が見えます。
<露天風呂>
露天風呂の目の前が空吹きです。
危険なため立ち入り禁止で、さえぎるものがなく、絶景です。
露天風呂は男女入れ替えで、露天風呂2つ、露天風呂1つの構成は、男女入れ替えですが、訪問時は一つのほうでした。
<ポンプ故障>
2018年2月にポンプ故障で2月17日から休業、修理費用約400万円の工面が厳しかったところ、
善意の支援により復旧工事終了、2018年6月1日に再開しています。
「ポンプの分解、修理や配管の交換など行いましたが、故障が大きく、ポンプの交換が必要となり、
修理や諸費用で約400万もの費用が必要と判明致しました。
現状の状況では、銀行などの金融機関では対応が厳しく力になれないとの事で困っており、
皆様に支持支援をお願い申し上げます。」
再開後もポンプ故障があり、そのたびに存続の危機に瀕し支援を募ってきました。
<三笠宮殿下御成りの宿>
玄関に、三笠宮殿下御成りの宿と掲示されています。
寛仁親王殿下が、昼食休憩で滞在されたようです。
源泉が浴室棟の外まで引き湯されているのが見てとれます。
玄関には木の車輪のベンチがあります。
玄関入ってすぐに右手に囲炉裏。熊の毛皮が飾られ、山奥の雰囲気です。
温泉チャンピオン郡司勇さん、3263湯目だったようです。
<たぬき大明神>
たぬき大明神との掲示板の祠があります。
<別棟浴室>
浴室は別棟で、「延寿の湯」「風呂場」と掲示している入り口から、向かいます。
通路の右手ソファーの上には、俳句の短冊が壁を埋めています。
降りていく階段の途中に「延寿の湯」「名湯 月見岩の露天風呂」の掲示と、たぬきの剥製。
<猿茸大明神>
男女別浴場入口に「猿茸大明神」の祠があります。
「記
万座温泉は古来より噴出せる日本一をほこる薬湯にて多くの人々の生命を守り
健康回復のために役立っております。この湯の花旅館の霊泉延命の湯は
さるのこしかけ湯にて世界でも始めてこころみた温泉です。
猿茸大明神をおまつりしてガン封じの為にも大変役立つものと思はれます、
どうぞおためしになって下さい」
<延寿の湯(猿のこしかけ湯)>(男女別内湯)
昭和34年2月18日の年代物の分析板が掲示されています。
源泉名「ラジウム北光泉」(←最近の分析書)「ラヂユーム北光線」(←昭和34年の分析書)かけ流し
浴室の扉「床がすべります。ご注意下さいませ。」貼り紙。
サルノコシカケとマツノフジのつるが入った木の枡に源泉が注がれ、さまされたお湯が浴槽に注がれています。
木の枠には、コップが置かれています。
<月見岩乃露天風呂>(混浴)
延寿の湯の女性浴室の隣に、露天風呂の入り口。
笑っている表情の良い布袋様が鎮座する、三波石に囲まれた岩の露天風呂です。
「湯の花旅館」の目の前の宿が、親戚の「松屋ホテル」で、ラジウム北光泉の所有者です。
2015年に閉館しています。